一人ひとりに与えられる
大きな活躍の場。
それが私の成長を加速させてきた。

エアコン業界大手企業の営業担当として、当社が請け負っていた製造ラインの管理から運営、スタッフの管理に関わりました。お客様とスタッフをつなぐ役割の中、製造現場で働いている方の気持ちで考えることの大切さを知り、営業として欠かせない顧客視点と当事者意識を身につけたのもこの時期でした。さらに、ベテランの所長から人材ビジネスで必要な考え方や動きかたのノウハウを学んだことで、当時のスタッフ定着率を約20%向上させ、年間の業績表彰を受けたことも思い出深いことの一つです。その時、日常業務の成果が数字に繋がることを初めて体感しました。

当時は業界の法改正により、当社では派遣契約から請負契約への転換を進めていた時期です。私は請負職場を預かっていた経験から、ものづくり推進部へ異動しました。そこでは請負契約に向けた現場の立ち上げを行い、生産性向上や品質向上の施策と実行を現場の管理監督者と一緒に取り組みました。中でも知識と経験が豊富な「製造のプロ」であるクライアントの製造課長に対する提案業務を通じて、体系的知識やプレゼン技術などコンサルティング力が身につきました。

現在の営業部長というマネジメントポジションにつながる経験を積めたのが、福井営業所の事業所長を担当していた29歳の時。500人以上の従業員を預かるという仕事を任され、プレッシャーとともにリーダーとしての責務を感じながら、事業所のマネジメントに全力で挑みました。お客様の求める安全・品質・生産へのニーズに応えることはもちろん、スタッフの雇用と生活を守ることに加え、満足いただける環境をつくるという課題に日々向き合っていました。

営業所長に昇格し、1200人以上の従業員に対する雇用責任を全うするという大きな役目を担いました。それまで担っていた事業所のマネジメントとは一線を画し、会社を支え営業所を運営していく為のビジョンと方針を掲げ、業績拡大のための営業戦略、採用戦略、組織戦略などを打ち出します。また収支に関する採算管理も含め仕事内容も多岐にわたったことで、社内関連部署とのやり取りも増え顧客・他部門・自部門の共栄を図る大切さを実感し学ぶことができました。