成果主義でなく、実力主義を大切にする。
その風土が理想とするキャリアを
実現させてくれている。

入社後は営業、求人広告を担当。3年目には南大阪営業所に移り、スタッフ求人広告を任されました。事業所でなかなか人が採用できないことが問題になっていた当時、世間的にもあまり使われていなかったインターネット広告に私が社内でいち早く注目し実行。1週間で50名採用しなければならないという状況下でインターネット広告を用い、求人を成功させたこの体験は、その頃一番の思い出です。もちろん、次のキャリアにもつながりました。

社内はもちろん、業界でもいち早くインターネット求人に取り組み、仕組みづくりをしてきたことが評価され、本社の人材開発部で全社的なスタッフ求人広告に関わることになりました。リーダーの補佐的ポジションでメンバーの管理や指導育成も任せていただき、マネジメントスキルや人材育成スキル、より広い視野で仕事に取り組む姿勢なども身についたように思います。この頃身についた“その人の性格や特性に合わせて育成していく”という力は今でも役立っています。

大学で法律を学んで以来、いつかやってみたいと思っていた法務室へ配属された時はうれしかったですね。主に取り組んだのは、合併によりグループ会社となった企業の業務適正化に関する仕組みづくりと指導です。企業文化や考えも違う各社に当社の業務の進め方や方針、さらには大事にしているフィロソフィを伝えることにも注力し、フジアルテの営業所と同じ水準まで引き上げることができた時は、今でも思い出すほど手応えは大きかったですね。

法務室室長となり、企業として重要なコンプライアンス体制の構築という大きな仕事を任せていただきました。意識したのは、私一人が法の専門科としてコンプライアンス経営に関わるのではなく、全社員が雇用や労働関連の法律に対して理解を深め、常にトラブル防止を意識して対応できる仕組みをつくりあげること。社員一人ひとりに意識を浸透させるため、率先垂範して見本を見せることを徹底したことで、強い企業・組織づくりができたと実感できています。