戦略的な年間採用計画の立案・遂行により、採用目標の達成&定着率52%UP&年間44万円のコスト削減を実現した、生産拠点強化プロジェクト
ご発注元プロフィール
- 業界・業種
- 電子部品メーカー
- 部門・職種
- 通信機および車載用の電子部品の製造
- 従業員数
- 2,000名以上
- 課題・ニーズ
生産量増加に伴う1年計画での大幅な増員ニーズが発生し、フジアルテの定着率の高さに期待してご相談いただいた。
ご提案
一時的な採用数アップを目的とした施策ではなく、中長期的な目標に基づき、①人材採用力 ②定着力 ③品質力 の向上を両立するべく、下記のような実践的な施策提案を行った。
- 外国人の直接採用ルートの強化を図るべく、現地へ出張した上で経済状況を把握することで、求職者のニーズを正確に把握した。
- 日本人採用力のアップのため、既存スタッフへのフォローと紹介制度を強化した。また求人広告や採用拠点連携の強化に加え、Web面接の実施などにより採用活動を強化した。
- 定着率アップのため、行政の多文化共生事業への参加を通して、外国人労働者の地域内コミュニケーションを促進することで、就労地域の魅力を感じてもらう機会を提供した。
- 品質向上のため、顧客主催のQCサークル報告会へ自主的な参加を通して、製造工程の改善を提案した。
解決・効果
上記施策の実施により、顧客の各月受注数に応じて納期遅れゼロでの年間176名の配属を実現できた。
特に、未参入工程での追加受注においては、同事業所での在籍期間の長い経験豊富なスタッフを初動で配置して習熟してもらい、新しく配属してくるメンバーのフォロー体制を十分に整えた上で増員することで、定着率を向上できた。
また、行政の多文化共生事業への参加を通してスタッフからの採用紹介数も増加し、定着率も前年比52%アップとなった。
QCサークル参加による製造工程の改善提案を通して、従来は見えていなかったムダを削減できたことで、13.3時間/月(年間44万円)のコスト削減にも貢献できた。